妻、再入院(ガルマ散る)

妻の体調は、一向に良くなりません。

テレビを見ているので、少し元気になったかな?と思った数時間後には、もう寝込んでいる感じです。

一進一退というより、徐々に悪くなっている印象でした。

病院からは、食べられるものなら、何を食べてもいい、空腹にならず、満腹にもならないバランスで、好きなものを食べさせてと言われました。

妻が好んで食べるのは、第一パンの一口包みハムマヨネーズと牛乳です。

好んでというか、それ以外、一切口にしません。

ハムマヨも、食べてもすぐに吐いてしまう感じでした。

どんなに苦しくても、お腹の赤ちゃんの成長には、まったく問題はないからと言われていますが、それでもさすがに、子どものことが心配になってきました。

何度か病院に行こうと妻に提案しましたが、産婦人科の検診までは行かないと決めているようでした。

点滴は毎日するように言われてるだろ?と言っても、点滴室のナースの私語が不愉快だとか、隣のベッドの患者が何者か分からないので気持ち悪いとか、どうでもいい理由をつけて、頑なに通院しようとはしません。

そういう生活が数日続いたのですが、ついに妻が動かなくなりました。

何も食べていないので、胃液すら吐けない状態で、オエオエ言ってるだけです。

家事と育児と看病と仕事をこなすのも、もう限界だと思いました。

僕の実家は遠くて、両親に助けを求めることはできません。

妻の実家は徒歩数分の場所ですが、両親とは絶縁状態です。

そもそも妻の実家には、妊娠していることも伝えていません。

さすがにこれ以上自己判断で生活するのはムリだと思い、今から病院に連れて行くからと、妻に宣言しました。

嫌だ、行かないと言う妻を、根気強く説得します。

とにかく点滴をしてもらおう?このままじゃ出産前にキミがダメになる。

点滴が終わるまで(4~5時間です)ずっとそばにいるし、ナースに私語はやめてもらうように言うから。

点滴を打てば楽になることは、妻自身も知っているので、最後はしぶしぶ了承しました。

でも入院はしないからね?と妻は言います。

今病院に行けば、確実に入院コースなので、それを恐れているのでしょう。

分かった、点滴して元気になって帰ってこよう?そう応えて、抱えるようにして、妻を病院に運びました。

病院まではクルマで10分以内の距離ですが、その移動すら苦痛のようで、問診に対して口を開くこともできないくらい、妻は憔悴していました。

赤ちゃんは順調ですけど、入院しますか?

温厚そうな主治医が、そう言いました。

妻は応えられません。

代わって僕が口を開きました。

お願いします!

その瞬間、それまで口をきくことすら出来ないほど苦悶の表情を浮かべていた妻が、僕に叫びました。

謀ったな!

見事にガルマザビです(笑)

キミの父上はいい人だったが、キミがいけなかったのだよ。

僕はそう呟いて、車椅子に乗せられて入院病棟に向かう妻を見送り、駐車場に向かいました。

クルマのトランクには、入院に必要なもの一式が、こっそりと積んでありました。

 

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2017年07月26日 | Posted in 妊娠悪阻 | タグ: , , , No Comments » 

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